ダンス部合宿も折り返しとなりました。
ここで、居候のしんちゃん(高校3年生)も9日間の山暮らし体験終え、初バイトだったり、おかあさんに3日間名前間違えられていたり、カメムシに付きまとわれカメムシの生態を調べつくしてカメムシ博士になったりと、様々大変なことがありながらもとうとう最終日を迎えることとなりました。
ちなみに、ちきばんのスタッフは歴戦のつわもの揃い。スパルタ兵のようにマッスルむきむきでは有りませんが、少人数で殆どの仕事を終えてしまいます。しんちゃんの仕事のメインは毎日大量に廃棄されるダンボールを縛って纏めてダンボールを団ボールにすることでした。いつの間にか、「段ボーラーしんちゃん」という素敵なコードネームがつけられることに。千葉に帰ってもダンボールを縛り続けてほしい物です。
来る前は、こんな平日の昼間から、倒れるだけで腹筋ワンダーコアやってるような家に何しに来るのかと、いささか不安でしたが楽しく過ごせたようです。普段と違う環境で一人になる時間が必要な時って、あるよね。
お昼で首都大が帰り、次の日専修大学が来るので、この日の夜は久々にフリーになりました。
そして、おとうさんが買出しに行ったら巨大ぶりが一匹丸ごと破格の値段で売っており、即買い。しかも2匹の大人買い。
それをさばいて刺身にし、
そこへ、社長が新メニューの試作品として牛肉の赤ワイン煮込みが出され、夕食はなんとも豪華なしんちゃんの送別会となりました。
美味しく、そしてちょっと寂しい夕食を終え、
しんちゃんを連れて、木島平イチオシの馬曲温泉へGO!!
馬曲温泉・・・
読めますか?
馬曲・・・
ままがりじゃないですよ。
これ「まぐせ」と読みます。
こんな所に温泉が!?というような山の奥の奥に突如として現れる温泉です。
山を切り開いたように露天風呂が作られ、大自然の中で開放感に満ち溢れた温泉です。
私は夜にしか訪れたことがないのですが、夜は目の前の山は真っ暗。真っ暗というより真っ黒。どこからか獣が現れてもおかしくないロケーションです。
この日はちらちらと雪が舞い、満月がうっすらと雲にかかり、じんわり温まる温泉に心身ともに癒されました。
冬の露天も気持ちがいいものです。
しんちゃんはスノボで真っ黒に日焼けした顔に目を輝かせて、また来年も来ます!と言って帰っていきました。
その頃には大学が決まっていることを祈り、影ながらエールを送るちきばん一同でした。