(こちらはお正月料理に出した金目鯛のにつけでござります)
新年あけましておめでとうございます。
年末からの大雪もやっと落ち着きの兆候を見せ始め、
ヤギたちの食欲も少しは落ち着くかと思いきや全然手加減してくれない木島平からおおくりします。
日本のダンス合宿の聖地、メッカ、と呼ばれダンス界三大勢力が合宿日程を争い流血事件にまで至る事を願う宿。
ダンスウィングハウスチキチキバンバン公式ブログ。でございます。
一年で最も大きな仕事でもある、ヤギの種付けが無事に終わりひと段落、かと思いきやそうもならないちきちきばんばん。
ダンス合宿は二月の頭からなのであとしばらくはダラダラできる。
そうやって気合をいれて自堕落道を研鑽し、年末の引きこもりの準備を始めるのが通年の状況。
なのですがこのお正月はそうもなりませんでした。
何をどう勘違いしたのか年末年始をちきばんで過ごそうというお客様の問い合わせがひっきりなしにはいってきてしまいます。
みんな、よく考えるんだ。
これはお正月なんだだぜ、
日本人にとっての心の拠り所、普段ちりじりになって生活している家族が一堂に会して絆を深める瞬間。
一年を感謝で締めくくり新たな決意と健やかであれと願いを込めてまた歩き出す、節目の時。
それがお正月なんだぜ。
うちに泊まったら、ハッピーニューイヤーの掛け声とともに除夜の鐘の音を吹き飛ばす、大音量のタンゴミュージックが地面を揺らす。
それでもいいんですか?(ちなみに女将はタンゴの練習がきつくてそれ系の音楽を聞くと耳を塞ぐようになってしまいました)
と、お客様ひと組ひと組様にお正月の意義を再確認し、再度宿泊の意思を問いかける。
だってうち広大なダンスホールはあるけれど、例えば足湯とか朝食に地物温野菜のバーニャカウダとかそんなインスタ要素皆無な宿なわけでして。
それでも断固「ちきばんにて年末を過ごしたい」
という強烈なデタミネーションとバイブレーションが伝わってくる素敵なお客様だけを受け入れようかとも思いましたが、それをやってしまうと果たしてどうなるのだろうと。
という事でありがたく予約を頂戴し、折角年末年始をちきばんで過ごしてもらえるならば、
少しでもおめでたい気分を味わえるようにと、あれこれ試行錯誤を昨年末から続けていたのでありました。
ちなみにうちはお正月でも一泊朝食付きで普段の料金でやっていたのでそれが大きかったのかもしれません。
それでも足を運んでいただいたお客様には心からの感謝を込めて。
続く。