かくかくしかじか、気がついたら首都大競技ダンス部の合宿が最終日を迎えていました。それは昨日19日のこと。
合宿初日、玄関をくぐる学生たちの表情は、久しぶりにちきばんにやってきたという興奮と、これからどれだけの血へどを吐き、床を這いずり回るのか。いったい何回アペルを踏まされるのかボックスを何週させられるのか、何回先輩に無茶振りさせられて一発芸をさせられるのかなど等・・・・・不安と期待の入り混じったなんともいえない表情を浮かべています。
もちろん彼らの顔を見ながら「お前らこれから地獄をみるんだぜえ、ひいっつひっつっひ・・・・」という内心は死んでも表情に出せません。
私はただただ、舌なめずりしながら厨房で夜な夜な包丁を研ぎつつ、オリーブオイルを小さじで舐めつつ、日に日にしごき倒され衰弱していく学生達を観察するのがこの仕事の醍醐味でございます。もちろん、多くの同業者様たちも同じようなものかと。というのは冗談ですが。
合宿も半ばを過ぎ後半に差し掛かると流石に学生達も疲労が蓄積しはじめ、早く下界の喧騒に戻りたいオーラを発し始めるわけですが、最終日、ちきばんの扉をくぐる彼らの顔を喩えるなら、刑期を終えた囚人達のようといったら言いすぎでしょうか(笑
という事でそんな重き枷を下ろすことができた首都大競技ダンス部の面々の晴れやかな表情です。
↓
掛け声はお約束
私「ちきちき?」
学生共「ばんばーん」
しかし蚊のなくような声しか聞こえない。おもわず舌打ちしてしまいます。苦情が出ない程度にお願いしますといったら、それは苦情が出ないぎりぎりらいんまで魂のシャウトを絞りつくせという意を汲み取ってくれなかったようです。残念、もう一週間やり直し。
それはあまりに酷な話なので、もう一回撮りなおしで勘弁してあげます。
私「ちきちき?
野獣達「bang bangっっっ!」
はい、よくできました。成層圏まで震えそうなしゃうとと、笑顔。いただきました
それではまた会う日まで、首都大ダンス部よさようなら。マラナ・タ(ごきげんようの意)
そして今日から専修大学がやってくるわけであります。