なんとも頭の悪いタイトルで始まりました、前回までのあらすじは
~ちきばんに飛び込みでやってきた笑顔はじける成城のお嬢様集団。衣装とマイク片手に体育館にこもる彼女達の正体は
アイドルコピーダンスユニット、成城彼女のご一行でした。おーなーのテンションも萌え萌えズキュン。果たして彼女達に木島の米の旨さは届くのだろうか?~
ちなみに、成城彼女(通称シロカノ)その業界では結構有名な存在らしいです。
僕もぜんぜん知らなかったのですが、ユニドル(ユニバーサルアイドルの略)という大会が開催されていて、大学対抗女子大生アイドル対抗日本一、という説明書きがなされています。
あくまでアイドルのコピーダンスイベントであって、実際にアイドル活動をしている女子大生はこのカテゴリーに含まれないそう。一般の女子大生がアイドルのステージをコピーするところに醍醐味があるようです。牛丼のす○屋のコスプレをしている女子と、実際に働いている女子の違いみたいなものでしょうか。
しかもこの大会結構盛り上がっている様で、僕が木島の山奥でヤギとアブにまみれている間に世間はどんどん変わっていくのを実感させられました。
体育館での練習風景。この衣装も持参です。ちきばんでは衣装レンタルはありませんのでご了承を。
カメラを向けると人間の反射速度0.1秒を超える速度で笑顔を作ってくれます。この辺はプロ意識を感じます。
写真嫌いで有名な、しきりにファインダーに覗かれることを拒む我が家の男血統も少しは見習ってほしいところです。ワイヤレスでスマホが充電できるこのご時勢、未だに写真を撮られると魂を抜かれると信じているのが我々の血統。家族写真が一枚もないとか、どうなっているのかと。
普段ちきばんにダンス合宿でくる学生、連日の猛練習と飯トレ、そして先輩から強制される一発芸の精神的プレッシャーに追い詰められ極限の生活を余儀なくされている様子を見慣れている我々としては、かなり新鮮な雰囲気をアジあわせていただきました。
練習終わりのほうで体育館に行くと、ステージの通しをぜひ見てくださいということで10分に及ぶ通しを披露してくれました。連日の仕込みでへろへろになっていた僕ですが彼女達のダンスに元気をもらいました。撮影用のカメラを構えていなかったら、ぎりぎりまで近づいて昔つちかったヲタ芸で一緒に盛り上がっていたかもしれません。否、心の中では僕も彼女らと一緒に踊っていたはずです。アイドルってすげえなあ。
そして、そんな即座にカメラに反応できる彼女達ですら、一瞬魂を奪われるヤギの存在。やはりヤギは偉大です。日本のみんながヤギを飼えば、もっと幸せになれるのにと思うこの夏でした。
後日、成城彼女のご一行が今年のユニドル全国大会に優勝したそうです。そんな強豪チームとはぜんぜん知らなかったので、ジャンピング土下座したくなりました。彼女らが呼び水となりちきばんがアイドルダンス合宿のメッカになればいいなあとおもうこの頃。