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ダンス部の春合宿が始まり、2週間が経ちました。

大学の4年間を競技ダンスに青春を燃やす学生とは、どんな人たちなんだろう。

ダンスを始めて約2ヶ月。競技ダンスはあまりにも知らない世界だったので、興味津々で迎えたダンス合宿となりました。

皆さん、朝早くから夜遅くまで練習に明け暮れ、そして、めちゃくちゃご飯を食べる!!

そして社長も毎日、その食欲に応えるべく、気合を入れて料理を作る!

そして、つられて私も食べる!(…え?)

今日まで来て下さっていた首都大では、最終日前日は徹夜で練習をするのがお決まりのようで、その日だけは晩御飯は食べたら踊れなくなるのであまり食べないそうです。

しかし、その日の晩御飯は社長が出汁から採って丹精込めて作ったちきばん特性豆乳鍋…

とても美味しいのですが、この時だけはあまり食べていなかったのです。きっと学生たち「なんでよりによって今日が鍋なんだ」と思っていたに違いありません。

それでも、自分の食欲をダンスのためにコントロールする姿は、まるでアスリート。本当に驚きました。

私だったら、あと一口だけ・・・なんて言いつつ食べてしまうかもしれません、、そんなのデ部じゃん、デブ活じゃん、

なんて突っ込むほど学生の皆さんのダンスへ込める情熱に関心しました。

 

そして、社長の知り合いの弟くんがちきばんに居候に来ました。

ちきばんの主な登場人物は家族4人と別館を管理してもらっている管理人さんと北信ガスのマーニーさんだけなので、このニューカマー登場に、いつにも増して賑わいを見せるちきばんです。

ちきばんに来ると歓迎という名の執拗ないじりが繰り広げられるのですが、今まで私が受けていたものがこれで半分くらいになりました。

冬の山に居候に来るなんて、スキーで遊びまくりたい人ばかりかと思いきや、まだ高校3年生の彼は、4年という大切な大学生活を悔いなく送るためもう一度進路を考え直そうと、進学せず、いろいろな経験を積むために山に来たのだとか…

ほぅ・・・なんて真面目な、しっかりした子だなぁ。

と思った瞬間、「一つに絞ろうなんて、無理無理!」「人生何が起こるか分からないものよ~」と四方から人生の先輩がバッサリ。。。

 

私も、まさか木島平でペンションやるとは思ってなかったし、ダンスなんて無縁だったのに、人生何が起こるか分からないものです。

それぞれの経緯を抱えながら山に来て、山に来なければ出会えなかった人同士が一つのストーブを囲って井戸端をしている、なんとも不思議な光景。それが山の良さでもあるのかなと思いました。

人生の分岐点に立つ彼を見ながら、第二の分岐点に立つ私も今までと全く違った生活に戸惑いが大きかったけれど、何か縁があってこの場所にくるようになったと思うので、新たに夢を持って頑張っていこうと決心する機会となりました。