ここ、ちきちきばんばんは三十年以上お付き合いさせていただいている学校もあり、本当に感謝なことです。
38年もたったこの施設ですがせっかく来てくださったのだから少しでも心地よい環境を・・・と思い、夏合宿前には社長と二人でできるところから改善をはかりました。
観葉植物を飾ってみたり、玄関にウェルカムボードを飾ってみたりと装飾に手を加えてみたり、
トイレのハンドソープが昔ながらの手のひらでしゅぽしゅぽするタイプで明らかに誰も使ってない!うちもハンドソープをつぎ足すことがなく、明らかに使ってもらう気がない!?といった状態だったので、これはいかんと、試行錯誤した結果、棚を置いてその上に新たにハンドソープを置くという強行に走りました。あ、これはトイレの構造上、女子トイレのみですが・・・
ですが、棚を置いたら観葉植物も置けたりして、だいぶ雰囲気が変わってよかったです☆
こんな感じで、合宿前は社長と、あれどーするこれどーすると話し合っておりました。
そんな時、ひとつのオブジェを前にして私たちは頭を抱えます。
「ナニコレ?」
「さぁ・・・知らない」
「必要なの?」
「わからん・・・」
「まったく・・・地球儀だの、世界地図だの、、もっとかわいくてオシャレなものならいいけど、なんでこんなにガチやねん!!」(世界地図もまるで学校に貼ってあるようなものが食堂の一角にさりげなく貼られています。が、気にしだすとその違和感が気になってしょうがない。)
そんなやり取りをしていましたが、合宿準備の忙しさに追われ決着がつかないまま合宿を迎え、そこで私たちは驚愕の現場を目にする事となります。
それは、学生にとって限界に挑戦ともいえる過酷な練習の日々の中のまるでオアシスのような食事の時間。競技ダンス部の皆さんは、上級生に指名された学生が前に出て、一発芸やはたまた手の込んだショートコントをしてからいただきます、また、ごちそうさまをするのがならわしとなっています。これも、競技ダンスという自分をアピールする競技の練習の一環のようですが、時には爆笑、時には失笑しながらも、練習の疲れを吹き飛ばし和やかに食事を始めるのにはもってこいな習慣だなと見ていて思います。
スタッフも厨房からその様子を眺めていると・・・・
なんと!ほとんどの学校が、この地球儀を持っては「まだ助かる・・・まだ助かる・・・・」と某お笑い芸人のネタをパロディったり、この地球儀を使って一発芸をしているではありませんか!!
この地球儀にこんなに需要があるとは・・・・私も社長もこの夏一番の驚きでした。
まったくもって不必要に見えるものでも、見方を変えるとこんなにも皆を笑顔にし場を和やかにすることに使われるとは、、、わからないものですね。
これからも、心地よい環境を提供しようと改善していくつもりではありますが、まだまだ研究が必要そうです。