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四月半ばに植えたおしゃれクローバーとタイムの株がいよいよしっかり根付いたのか、ここ数日で目に見える成長を見せています。

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こんにちは。ダンスの宿ちきちきばんばん。六月に入ると、いよいよ夏のシーズンを意識せざるをえなくなってきます。嵐のような日々に備えて、身も心も館内もテンションを上げていかないとなのです。この武者震いするような緊張感と日に日に背筋がぴりりと引き締まる感覚。嫌いじゃありません。春の合宿が終わる三月からなんだかんだ弛緩していた脳みそがいよいよ活動を開始するような。さて、今年はどんな手で学生たちを迎えてやろうかとわくわくしていま・・・・・というのは嘘。

日に日に迫ってくる嵐の日々を思い、梅雨の香りも漂ってきた季節の香りもあいまって若干鬱々とした日々をすごしているこのごろであります。

宿の中を夏仕様にするために、ホールの改修から始まって布団の交換だとか粗大ごみの始末だとか、もっと効率よく仕事をする為に厨房道具の配置を少しいじってみたり。あと何とかおなかの贅肉を減らすために筋トレしてみたり。でも汗かいた後のアイスだとか豆乳だとかかりんとうだとかが美味しすぎて中々数値は変わらないか、若干増加傾向にある模様。

あと、重要な仕事のひとつに花壇の整理があります。

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マリーゴールドの苗たち。山間部は寒いので下の村村に比べると一ヶ月ほど育成が遅いです。

毎年夏に来る常連高の学生たち。ちきばんにバスが到着しタラップから降りてくる彼らが毎年口にする言葉。「今年も地獄にきちまった・・・・」

競技ダンスの合宿は一週間という長期にわたり繰り広げられます。その間ひたすら踊りこまされ、喉がかれるほど叫ばされ、先輩にシバキ倒され、大量の飯を喰らわされ、食事前ノルマの一発芸で神経をすり減らされます(笑

そんな学生たちを少しでも華やかな雰囲気で迎えてやろうとせっせと花を植えて世話をしているわけであります。僕が五年前にこっちに帰ってくるまではあまり花壇に気をとめなかったのですが、夏になると実にいろいろな花が咲いていて結構見事な花壇がそなわっていました。

ちなみに花壇はすべて母親が担当。父親はまったくのノータッチ。木島に来る前は花屋の仕事をしていた父親ですので、少しは手伝ってやってもいいのになあ、なんてたまにおもったりもしますが。手伝わないだけならいいのですが、玄関先で木材加工をはじめ、木の削り屑やら何やらが盛大に花壇に降りかかり、母親から文句を言われる光景もしばし見受けられます。

まったく何処にいっても男ってやつはなはだ迷惑行為を良くする。出来る事なら世界中の雄的存在を無作為に半数選び出して、コンテナにつめて宇宙空間に排出してしまいたいと思う今日この頃でございます。そうすれば世界も少しは平和になりそうな。しかし慢性的なリーダー不足に悩まされる競技ダンス界においては致命的な人材ロスになりかねない。うちにくる学生の人数が半減するのは如何ともしがたいところ。商売を取るか、世界の平和を取るか。中々判断の難しいところでございます。

 

と話が横道にそれたところで、今年からこの花壇の仕事を僕とさっちゃん(嫁暦2年。ヤギ狂い)も覚えるようになりました。母親が引退しても花壇が荒れないように引きついていかなければなりません。早朝から、ヤギの世話をしながら花壇と畑の世話をして、その後家の中の雑務をこなし、昼飯を食べたら午後は大抵小布施にドライブ、必殺モンブラン「朱雀」を食べて、夕食を食べて、だらだらする。というのがたいていの一日の行動パターンになります。小布施のくだりはどうでもいいです。

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いつか詳細を書こうと思う、うちの隣の荒地を開墾した無肥料無農薬、一度畝たてしたらもう耕さない予定の自然農園。その土手も花壇にするべく奮闘中なのですが・・・土がどうにも荒れているのか、うまく花が育ちません。まあ、産廃ゴミと葛しか生えなかったおろかな人類の罪が凝縮したような土地ですので仕方ないのかもしれませんが。いろいろ植えては枯れてを繰り返しながら、少しづつ生存する花の株も増えてきました。

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僕の好きなディルフィニウムも、件の荒地を起こして堆肥を入れた後に定植してみるもあえなく轟沈。ほとんど死に掛けた株を、母が長いこと手入れしていた花壇にだめもとで移し変えたところ、なんと新芽がにょきにょきと生えてきました。ううむ。花の世界に関しては完全素人の僕としてはなんとも悔しい出来事です。

 

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今日のヤギたち。まめちゃんがだいぶ大きくなってきました。二週間くらいでなんか草も食べてて、こいつ育成早いのか?と。実は今日で誕生からまる一ヶ月。なにかお祝いをしなければです。写真のまめちゃんは光の関係で凶悪な面構え。

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なんかみんな悪そうな顔している。農協生まれアルファルファ育ち、悪そうなやつらは大体友達、そんな感じ。夜道であったら思わず謝ってしまいそうです。