ブログ

15日から始まった首都大学競技ダンス部の春合宿、6日間の日程を無事に消化して21日に終了となりました。首都大学はちきばん開業当初からずっとお付き合いのある馴染み深い学校です。

彼らの合宿工程の中に「なべパパ杯」という催しが前述した踊りこみの日の午前中にあるのですが、これはうちの親父を審査員に招き合宿の成果を試すべく試合形式のコンテストを行うものです。毎年学生たちが親父の般若のような形相(本人は別に機嫌が悪い訳ではない)に恐れをなしながらおずおずと「今年も審査員お願いします」とお願いしにくるわけです。

親父は体を壊してしまってもうすっかりダンスから退いてしまったわけで、口では俺はもうポンコツだから勘弁してくれ、なんていいながらもうれしそうに地下ホールに降りていって、容赦ないジャッジを学生たちに浴びせかけるわけであります。

学生たちにとって辛口じゃないのかな、と密かに心配に思いつつも、元プロ講師の斟酌ない意見は彼らのダンスにとって価値のある物となっているのは毎年欠かさずにイベントが行われる事からも想像に難くありません。

そんな感じでいきさつ深く付き合っている首都大なのですが、ここ数年は日程の関係で夏合宿をちきばんで張る事が出来ずにいました。ちきばんにとっても残念な事ですが彼らにとっても夏の合宿にちきばんに来れない事は結構残念な事だったようです。

年に二回顔を合わせていた学生たちが一回になる、というのはどこか心理的な距離も生み出してしまうのでは、ずっとつながり続けてきた彼らとの目に見えない信頼関係のような物も少し薄れてしまうのではという懸念をほんの少しだけ抱いていた物です。

僕がこの仕事を引きつぎ、親父の代わり学生達とのやり取りをするようになってちょうど四年がたちます。ということは当時の一年生が今期上級生として後輩を導いている事になります。やっと彼らの中に僕が新しいオーナーであるという認識が生まれてきたのでしょうか、今まで「おじさんおじさん」といって学生たちが馴染みを抱いていた雰囲気が僕に対する学生の反応にも少しづつ生まれてきているような感覚を感じた今年の合宿でした。

今年はいよいよ夏合宿に首都大が戻ってきます。そのころにはもしかしたら僕とさっちゃんも練習に混じれる位にダンスが上達しているかもしれません。そうなったらきっと楽しいだろうなあと思う今日この頃であります

 

IMG_3430

IMG_3408

一足先に合宿を去るOBたちから後輩たちへ、愛のこもったいたずらが昼食の焼きそばに施されていました。食べ物で遊ぶなと思いながらもなんともほほえましい光景です。苦笑。