ちきちきばんばん、先代オーナーのダンス講師時代やペンション経営をはじめて引退にいたるまでのさまざまな物語です。前ホームページからの引越しですが、よかったらお付き合いください

第十六夜　

今日の練習

人間天気予報

四月一日にリフトが、止まってからは、朝起きて、着替えた後、最初にする事は、
ダンスフロア-で、シューズを履いて、一時間、練習をして、着替えてから、その日の
一日の仕事の予定を立てる毎日です。アマチュアの人で、毎日の仕事の後で、疲れ
の採れぬまま、練習しなければ、ならないのと違い，お茶を飲んで、一番体調の良い
時間に、自分達だけの練習が出来る、優雅な、毎日が、大学生の舞研の、夏合宿が
始まる、七月まで、つずきます。学生達の自由練習時間に、参加して、一緒に練習を
すると、フロア-の、右と左で、モダンの曲と、ラテンの曲が、同時にかかっていたり
同じ音量で、ビデオとシーデイが、なっていたり時間帯でその時間は、ラテンの曲しか
かからなかったりで、曲に不自由したが、今は、好きなだけ、自由に、好きな曲を、
使って練習しています。でも今日は思う様には成りませんでした。昨日までの暖かな
二十度を超える気温と違い、近ずいて来る、低気圧と、夜半までに、雨から、霜か雪に
変わる，急激な温度変化に体が就いていけず人間，天気予報のように、腰だけでなく
右足首と左膝も痛み、その為、強く踏めないで、意に反して、逃げてしまうらしく、
どうしても、バランスがとれず、三十分ぐらいして、パートナーの、“今日は、止めたら、
崩れる前に”の一言で練習は終わった。
数年、前ぐらいの、景気の良かった頃は、スキーシーズンの営業中に、学生の合宿の
練習に参加して、練習をする余裕など無かったから、今ごろの時期は、意の侭に動か
ない体に、イライラとシーズン前の練習が、跡形も無く消えた事えの、気分の落ち込み
で、パートナーは、大抵、泣きべそをかいてる時期なのだが，今年は不景気で良かった
のか、悪かったのか、何とも言えないが，今の時期としてはマーマーのところだろう、
でも、そろそろ景気も、良くなってくれないと、踊っている余裕も無くなってしまいそうだ