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秋は日に日に深まります。もうこの辺で留まってくれたらいいのに容赦なく冬へ突き進んでいく、地球とそのた取り巻きの惑星たち。温暖化が声高に叫ばれ「悲報 人類終焉のお知らせ」などという見出しを良く見かけるようになった昨今ですが、個人的にはどんどんあったかくなって冬を一掃してくれと切に願うこのごろでございます。

ああ、寒い。まことに寒い。一日の会話の八割は今日はさむいね、あとの二割は、いかにして車のアクセルとブレーキを踏み間違えないかを談義する、高齢化に歯止めのかからないちきちきばんばんスタッフと冬の入り口の木島平でございます。

寒さに弱い新妻(三年目までは新婚で通せるらしい)のさっちゃんは、朝、暖かい布団から這い出るのに大層難儀をしています。といっても春、夏も布団から這い出すのに苦労している様子なので寒さが要因とは一概にはいえないと思っているのですが。うむ。きっと女性には男性には分からない何かがあるのだろう。

さて、メインはダンスの宿としてやっているちきちきばんばん。代をかわり、オフシーズンも何かお客さんを楽しませる素材がほしいと山羊を飼い始めました。山羊を勧めくれた農家のおっさんの話によると「山羊は草と屋根があればいい。基本的にメンテナンスフリーでいいよ」と話していたのですが、実際に飼ってみるととてもメンテナンスフリーとは言えないことが判明してくるわけです。

もちろん、・草なら何でも食べる・基本的に病気しない・結構人懐こい・糞が乾燥していてにおわないので処理に困らない・・・・等家畜としては非常に飼い易い性質の持ち主です。が、山羊の概念はやはり家畜なのだということ。ペット感覚で飼おうとするとまた色々と難儀することが出てくるわけです。

ダンス後晴れ、時々ヤギといった感じで、ダンス以外のお客さんも取れるようにしていきたいわけですが、まだまだ先は長そうです。

さて、夏草のシーズンもおわり、山羊も我々も恐れていた冬のシーズン。えさの確保に毎日奔走させられるわけです。

「プリーズ more 青草!moreマネー!ぬかをよこせ!ラブ&ピース!山羊にも自由と平等を。アメリカを再び偉大な国にっ!」日々ヤギと接しているとわずかな表情や泣き声の差異に言葉にならない言葉を感じるようになります。ここしばらくの山羊の言葉を代弁するならこんな感じでしょうか。分かりやすくいうともっと草を食わせろと訴えかけてきます。

とりえあえず近所に酪農家がいることが判明、そこから無事に干草を天文学的単位で入手することに成功した我々は、これで山羊の不満を解決できると喜んでいたのですが、現実はそうは甘くありませんでした・・・・やはり山羊はメンテナンスフリーで二十年間は走り続けるのmavic アクシウムのようには行かないわけです。

山羊と、干草と、我々の格闘の様子はまた次回・・・・

 

ダンスを心置きなく練習する環境をお求めの方も、指先が山羊くさくなるまで山羊と戯れたい方も、ありえへん高級ロードバイクを体験してみたい方も、ぜひちきちきばんばんまでお越しくださいませ☆