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一月21日現在、やっとまともに雪が降ってきました。お正月に一回ふってから約二週間ぶりのまともな降雪です。

お正月三が日に雪がなかったのはバブル時代にはままあったそうなのですが、一月半ば過ぎてもほとんど雪がなかったのは前代未聞の出来事でした。

 

スキーメインの宿の中にははハイシーズンにまともに営業できなかった所もあったそうで、そう考えるとちきばんがこの年末、ほとんどキャンセルも出さずに営業できたことはまこと奇跡としかいいようがありません。

そんな思いをこめてしたためた前回の記事は(前回参照、内容的にはほとんどモヒカンヘアーと世紀末への憧憬をつづったなんら意味のない文章)女将から全否定され、全人格を無残にもこき下ろされ、お年玉は没収されました。

頭の中にはスーパーひとし君があえなく奈落の底に吸い込まれていくあの効果音が鳴り響いた事は想像に難くありません。てれってってれー。

(スーパーひとし君人形)

 

宿泊業にせよ何にせよ、毎年同じ事を繰り返していたらお客様に飽きられてしまう訳でして、何がしか新しい要素を投入していく事を考えながら仕事をしています。

去年着て下さったに、ちきばんサービス低下したね、と思わせない為にも今年もいろんな策略を練って年末シーズンに突入しています。

 

待ち伏せ、落とし穴、裏工作、火刑、世論操作、低周波を常に流し続けることによるサブリミナルコントロール、墜落したのは観測用の気球だとマスコミに偽情報をリークしたりと謀略のために走り回る様は正に木島平の諸葛孔明。お客様の心を絡めとるためは手段を選びません。

 

特に今年力を入れてみたのはドリンクサービスでした。

 

言ってみても一泊朝食付き5000円の宿、料金的には最安値レベル。超人強度でいったらTパックマンと大差はありません。

そんな中でも予算の範疇でお客様にもてなされてる感を感じさせるにはどうしたらいいか、連日深夜まで社長と女将とヤギの絹ちゃんとの三者会談が繰り返されました。

 

寒いゲレンデから帰ってきてからだの冷え切っているお客様を、あったかいウェルカムドリンクでお出迎えできたら素敵宿ポイントアップ間違いなし!

という事で、おしゃれ保温プレートを購入し様々なホットドリンクを用意してみた今年だったりします。

結果としてはチェックイン時にさっさとお部屋に入ってしまうお客様が多かったり雪がほとんどなくて思ったよりお客様が寒そうにしていなかったりとかで割とスルーされる傾向が多かった気がします。いっその事館内に冷房かけていやでもホットドリンク飲ませてやろうかと考えたりもしましたが仕方ありませんね。

ウェルカムドリンクに始まり、夕食でも朝食でも様々なドリンクを用意しました。

・アップルティー

・オレンジルイボスティー

・飯山名物延命茶

・ほっとユンケル皇帝液

残念ながら一番出したかった絞りたてヤギミルクを暖めた物は、温めるとヤギ臭が半端なく、軽いヤギテロ罪に問われる可能性があるので今回は見送りましたがそれ以外にもそのときの気まぐれで様々なドリンクでお客様をお迎えしたお正月でしたとさ。

 

ドリンクレベルも少し上がったので、この経験はこの後に控えるダンス合宿に生かしたいと思います。